公立学校をアップデートするブログ

現役中学教師。日々を充実させるためにどんなことが大切か、日々試行錯誤しながら語っていきます。

教育委員会は教師の邪魔をしていないか⁈

 教育委員会の仕事が何のためにやってるのかよく分からない時がよくあります。正直言って、教育委員会って現場の教師の助けにならず、仕事を増やすだけじゃないかと思うこともあります。


今回は年に1回ある指導主事の計画訪問というわけのわからないイベントについて話をします。そして、代替案についても提案させていただきます。


まず、指導主事とは、宮城県の指導主事訪問のホームページより

https://www.pref.miyagi.jp/uploaded/attachment/668461.pdf

とある。要するに、方針的には学校をよりよい学校にするために指導主事がやってきて助言をする。ということだと解釈した。


 しかし、筆者の学校では、アドバイス等してもらった記憶がない。学校長にアドバイスをしてもらってると思うのだが、全く形に現れていない。というか、何を言われたのか見えない。何ならこの前の指導主事訪問では、うちの学校が良くなった理由を教えてくれ、と言うだけだ。こっちが助言をするのに何で時間をかけて準備をしないといけない⁈と思ってしまう。


 というか、年に1回だけくる指導主事に対して学校がどれほど無駄な準備をしているのかを皆さんに知ってほしい。


知っている限りでは、

①全教員が公開する授業の学習指導案

 年に1度だけこれだけのために作る学習指導案。よく分からない文言の添削指導。(体言止めとか読点がつく、つかないとか)しかも、添削指導は教育委員会がやる。なんのために、やってるのか全然わからない。しかも最後、印鑑を必ずおす。


 指導案については、参観者がどんな授業か分かれば良いので、もっと簡略版にすれば良いと思う。添削指導は学習指導案を書けるように教育委員会が指導しているつもりのようだが、そもそも学習指導案をきちっと書くメリットがあまりないので、簡略版で十分。うちの学校では、研究授業の時に簡略版で実施している。

文言のチェックや印鑑なんかは、無駄だと思う。


②年間指導計画

 それぞれの教科の年間の指導計画。これも印鑑


 年間指導計画は、使っている人は様々な場面で使っているが、筆者は使わない。ネットで十分。印刷と印鑑が無駄。印刷して、ファイリングするが指導主事は中身をチェックをしない。あるかないかチェックするだけなのでデータでおいといて、見たければ見たら良いと思う。


③担任の学級経営案、学年経営案、道徳に対する方針


 この資料はそもそも必要ない。毎年年度始めにチョロっと作って1年間全く見ない。何のためにあるのか分からない。また、印刷も必要ない。データで見たら良いと思う。


など、様々な無駄があり、学校ではその日のために準備をする。これにどの程度効果があるのだろうか⁈やった方が良いと言う人がいるかもしれないが、どれだけ効果が出たのか是非教えてほしい。

効果があまりなければ、すぐやめるべきだ。


 ブラック部活やらいろいろ問題はあると思うが、教育委員会の仕事ももっとスリム化し、教師の仕事のスリム化、働き方改革のために例年踏襲の文化をやめてほしい。